教授挨拶
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堀内 博志
信州大学医学部附属病院リハビリテーション科 科長
信州大学医学部附属病院リハビリテーション部 部長
信州大学医学部附属病院リハビリテーション科教授の堀内博志です。私は、2018年9月に第2代信州大学医学部附属病院リハビリテーション科教授に就任しました。さらに、2019年4月から本院リハビリテーション部長も拝命し、本院におけるリハビリテーション診療を統括しています。
私は1992年に信州大学を卒業し、整形外科に入局しました。関連病院で研修するなかで、手術が計画通り遂行できても術後の回復に個人差があることを実感し、リハビリテーション医療の重要性に気付きました。私自身は、これまで主として急性期病院で勤務してきましたが、高齢社会の到来とともに今後は回復期、生活期においてリハビリテーション医療への期待が増してくると考えています。
当科は病理診断科とともに、2015年に設立された本院では最も歴史の浅い診療科です。設立とともに前田道宣特任教授が就任され、専門性のあるリハビリテーション診療が開始されました。その後、日本専門医機構の専門医制度における長野県リハビリテーション科専門研修プログラムの基幹施設として、長野県におけるリハビリテーション診療の人材育成も担っています。コンピューターやAIの発展とともに、リハビリテーション医療はさらに開拓・拡大し、医療や介護において今後ますます重要な役割を担っていくと考えています。このような発展性のあるリハビリテーション医療の専門家を育成することも、私たちの責務です。すでに、長野県リハビリテーション科専門研修プログラムからは、3名の専門医が誕生しています。2022年以降はフルマッチが続いており、専攻医教育にも積極的に取り組んでいます。
リハビリテーションは多くの診療科および関連職種との連携が必須です。院内および院外のみなさんのご指導・ご鞭撻を頂戴しながら当科の診療・研究・教育を向上させていく所存です。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。